ミックスボイスを高音域で出すには?「換声点」と「支え」を意識しよう!

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高い声で歌いたいのに、喉が締まって苦しくなる…

サビになると声が裏返ってしまう…

そんな悩みを抱えていませんか?

憧れのアーティストのように、パワフルで伸びやかな高音が出せたら、歌うことがもっと楽しくなりますよね。

その悩みを解決する鍵は、ミックスボイスの習得にあります。

そして、ミックスボイスを出すために不可欠なのが「換声点(かんせいてん)」を滑らかに繋ぎ、歌声の土台となる「支え」を安定させること。

この記事を読めば、これまで感覚的にしか語られなかった高音を発声するメカニズムを理論的に理解し、具体的なトレーニング方法が分かります。

この記事でわかること

  • ミックスボイスが出ない根本的な原因
  • あなたの「換声点」を見つける具体的な方法
  • 喉を痛めない、正しい「支え」の作り方
  • 「喚声点」と「支え」を鍛えるボイトレ方法
この記事を書いた人
あこ
あこ

・20代まで楽譜も読めず音楽経験なし
・30歳から音楽教室で習い始める
・10校以上の音楽教室で学ぶ
・現在は歌唱, 演奏, 作詞作曲を一人で行う

目次

ミックスボイスが出ない根本的な原因は「換声点(かんせいてん)」

ミックスボイス習得するには、まず高音域で声が不安定になる原因「換声点かんせいてん」を理解しましょう。

ここでは、多くの人がつまずく換声点の正体と、その攻略法について詳しく解説します。

地声と裏声が切り替わる「換声点」の正体と原因

換声点とは、簡単に言うと地声(チェストボイス)と裏声(ヘッドボイス)が切り替わるポイントのこと。

地声を出す時は声帯が厚く合わさって振動し、裏声を出す時は声帯が薄く引き伸ばされて振動します。

この声帯の使い方がガラッと変わるため、声がひっくり返ったり、急に弱々しくなる現象が起こるのです。

多くの方がこの換声点を力ずくで地声のまま突破しようとして、喉を締め付けた苦しい発声になります。


しかし、この切り替わりポイントは誰にでもある非常に自然なもの。

まずは「換声点があるのは当たり前」と受け入れ、その上でどう扱っていくかを考えることが上達への近道です。

あこ

換声点をなくそうとせず、仲良くなるイメージを持つと良いよ。

このポイントをスムーズに繋ぐ技術こそが、「ミックスボイス」。

この声区の移行をいかにスムーズに行えるかが、歌唱力の向上に直結します。

【あなたの換声点はどこ?】3ステップで確認する方法

  1. 一番低い音を発声
  2. 徐々に高音を発声
  3. 変化するポイントを確認

まずは、自分の換声点がどの音域にあるのかを把握しましょう。

どの音域が喚声点(弱点)なのかを知ることで、的を絞った効率的な練習ができます。

セルチェックする方法として、ピアノやキーボードアプリを使って、自分の声を確認しましょう。


まず、一番楽に出せる低い音から「あー」と伸ばしながらピアノで同じ音を弾き、ゆっくりと音程を上げていきましょう。

(ドレミファソラシドを2オクターブほど、なめらかに上がっていくイメージ)

このとき、無理に声を張る必要はありません。



次に、声を上げていく過程で「声が裏返りそうになる」「喉がグッと締まる感覚がある」「急に声がかすれる」といった変化が起きるポイントを探します。

そこがあなたの換声点です。

あこ

日によって体調は違うから、換声点の位置も微妙に変わるよ。神経質にならず、大体の位置を把握できればOK!

一般的に、男性はG4前後女性はA5前後に換声点があることが多いと言われていますが、個人差が大きいため、必ず自分の声で確認しましょう。

換声点を「なくす」のではなく「滑らかに繋ぐ」

換声点を克服するというと、「なくす」「消す」といったイメージを持つかもしれませんが、それは少し違います。

正しいアプローチは、地声と裏声といった2つの異なる声区せいく(歌唱における「声の種類」や「発生域」のこと)を「滑らかに繋ぐ」意識を持つこと。

地声の響きや強さを保ちながら、少しずつ裏声の要素(声帯を薄く引き伸ばす筋肉の働き)を混ぜていくイメージです。


逆に、裏声から降りてくるときも同様に、裏声の響きを保ちながら地声の要素を足していきます。

この2つの声区が綺麗にブレンドされた状態が、いわゆるミックスボイスです。

あこ

最初は繋ぎ目が不自然に聞こえても全く問題ないよ。


この「混ぜる」「繋ぐ」という感覚を養うトレーニングを繰り返すことで、筋肉がその使い方を覚え、意識しなくてもスムーズな声区移行ができます。

力任せに地声で高音を出そうとするのではなく、発想を転換することが、ミックスボイス習得の最も重要なポイントです。

具体的なトレーニング方法はこちら

高音域の安定に不可欠な「支え」の作り方

美しい高音を出すためには、換声点の克服と並行して「支え」を身につけることが絶対に必要です。

どんなにテクニックを磨いても、支えのない発声は土台のない家にレンガを積み上げるようなもので、不安定ですぐに崩れてしまいます。

ここでは、喉の負担を劇的に減らし、安定したロングトーンを可能にする「支え」の正体と、その具体的なトレーニング方法を紹介します。

【なぜ「支え」が必要?】喉の負担を激減させるメカニズム

歌における「支え」とは、腹式呼吸によって体内に取り込んだ息を、お腹周りの筋肉(腹横筋、腹斜筋、横隔膜など)を使って、一定の圧力でコントロールしながら声帯に送り出す技術のこと。

この支えができていないと、「息の量が不安定」、「声の震え」、「音程のぶれ」の原因となり、喉周りの筋肉を固めて声帯を無理やり閉じる「喉締め」を無意識にすることで、声を安定させようとします。

あこ

これが喉を痛める最大の原因!


一方、しっかりとした支えがあれば、喉はリラックスしたまま、息の圧力で効率よく声帯を振動させます。

つまり、支えをマスターすることは、喉を守りながら、よりパワフルで安定した声を出すために重要な土台作りなのです。

あこ

「支え」とは、単にお腹に力を入れるのではなく、風船をゆっくり膨らませるような、絶妙な圧力コントロールのことだよ。

【「支え」の基礎】腹式呼吸トレーニング方法

腹式呼吸

支えの基礎となるのが腹式呼吸です。

普段意識しないと胸式呼吸になりがちなので、まずは横隔膜を動かす感覚を体に覚えさせましょう。

一番簡単なのは、仰向けになって練習する方法です。

まず床に仰向けになり、膝を軽く立てます。

おへその少し下に本などの少し重さがあるものを置き、鼻からゆっくり息を吸い込みましょう。

このとき、本が持ち上がるのを確認してください。


次に、口からゆっくりと息を吐きながら、本が沈んでいくのを感じましょう。

これが腹式呼吸の基本です。

あこ

この練習は、歌う前のウォーミングアップにも最適だよ。


腹式呼吸の練習

慣れてきたら、立った状態で壁に手をついて、「スー」と長い音を立てて息を吐きながら、お腹周りが内側に締まっていく感覚を掴む練習も効果的です。

また、犬のように「ハッ、ハッ、ハッ」と短く鋭く呼吸するドッグブレスは、横隔膜の瞬発的な動きを鍛えるのに役立つでしょう。

歌唱中に「支え」をキープする3つのコツ

  • 姿勢を正す
  • 息を吐き切らない
  • 一定の腹圧を保つ

腹式呼吸の感覚が掴めても、歌い出すとすぐに忘れてしまうという方は多いのではないでしょうか。

歌唱中に支えをキープするには、いくつかのコツがあります。

姿勢を正す

まず、姿勢を正すこと。

猫背になると横隔膜が圧迫されて十分に動けません。

頭のてっぺんから一本の糸で吊られているように背筋を伸ばし、肩や胸の力は抜きましょう。

息を吐き切らない

次に、息を吐き切らないことが重要です。

フレーズの終わりで息を全て使い切ってしまうと、次のフレーズを吸うのに時間がかかり、支えが途切れてしまいます。

常に7割程度の息で歌い、ブレスは一瞬で済ませる意識を持つと安定します。

あこ

高音域ほど、たくさんの息が必要だと思いがちですが、実は息の「量」より「スピードと圧力」のコントロールが重要です。

一定の腹圧を保つ

最後に、体の中で一定の腹圧が保たれている状態(お腹を膨らませた状態)をイメージしてください。

これによって、歌声に安定感が増して喉への負担も軽減します。

例えば、両手で壁を押しながら声を出すと、自然とお腹に力が入り、支えの感覚が掴みやすくなるので試してみてください。

【簡単4ステップ】「換声点」と「支え」を連動させるトレーニング方法

スクロールできます
練習メニュー目的時間の目安
ウォーミングアップ体と喉をリラックスさせる5分
基礎練習(腹式呼吸)支えの土台を作る5分
連動トレーニング(リップロール等)換声点と支えを繋ぐ10分
応用練習(曲を使った部分練習)実践的な歌唱力を養う10分

ここまで、「換声点」と「支え」について解説しました。

次に、この2つの要素を連動させ、実際の歌に活かすためのトレーニング方法を紹介します。

地道ですが効果は絶大なので、ぜひ毎日の練習に取り入れてみてください。

①ウォーミングアップ

  • 体全体の緊張をほぐす
  • 顔の筋肉をほぐす
  • ハミングで声帯を起こす

歌うことは、声帯という筋肉を使ったスポーツのようなもの。

運動前に準備体操をするのと同じで、歌う前にも必ずウォーミングアップを行いましょう。

これを怠ると、喉を痛める原因になったり、その日のパフォーマンスが安定しません。

体全体の緊張をほぐす

まずは、体全体の緊張をほぐすことから始めます。

首をゆっくり左右に倒したり、肩を大きく回したりして、上半身の血行を良くしましょう。

特に首や肩周りの筋肉は声帯と連動しているため、ここが凝っていると声が出にくくなります。

あこ

たった5分でもやるのとやらないのでは、その日の声の出方が全然違いますよ。

顔の筋肉をほぐす

次に、顔の筋肉をほぐします。

眉毛を上げ下げしたり、口を大きく「あ・い・う・え・お」と動かしたり、頬を膨らませたり縮めたり。

表情筋が柔軟になると、声の響きも豊かになります。

ハミングで声帯を起こす

最後に、ハミング(鼻歌)で声帯を起こしましょう。

無理のない楽な音域で「んー」と鼻歌のように声を出し、鼻の付け根あたりが心地よく振動するのを感じてください。

②基礎練習(腹式呼吸)

  • 音を立てて息を吐き切る
  • 鼻から息を吸い込む
  • 一定の量を保って息を吐く

ウォーミングアップで体がほぐれたら、次に声の土台となる「支え」の元、腹式呼吸の練習をします。

前の章でも触れましたが、ここではより実践的な手順を確認しましょう。

音を立てて息を吐き切る

まずは、楽な姿勢で立ち、体の中にある空気を全て「はー」と音を立てながら吐き切ります。

これ以上吐けないというところまで吐き切ると、お腹が自然とへこむはずです。

鼻から息を吸い込む

次に、その反動を利用して、お腹の力を抜き、鼻から自然に息を吸い込みます。

この時、肩が上がらないように注意し、お腹周りや背中側が風船のように膨らむのを感じてください。

息を吸い込んだら、3秒ほど息を止め、お腹が膨らんだ状態をキープします。

一定の量を保って息を吐く

最後に、歯と歯の間から「スー」と細く長く、一定の量を保ちながら息を吐きます。

あこ

この「吐く」練習が、歌のロングトーンを安定させるよ。

この一連の流れを5回ほど繰り返すだけで、横隔膜が適切に動くようになり、歌うための体の準備が整います。

③連動トレーニング(リップロール、スケール練習)

  • リップロール
  • スケール練習

続いて、基礎で確認した「換声点」と「支え」を連動させ、スムーズに繋ぐための実践的なトレーニング方法を紹介します。

喉をリラックスさせるリップロールと、響きをまとめるスケール練習で、ミックスボイスの感覚を体に覚え込ませましょう。

リップロール

リップロールは、多くのプロの歌手もウォーミングアップに取り入れている非常に優れたトレーニング。

やり方は、唇を軽く閉じ、息を吐き出して「プルルル…」と唇を振動させます。

この状態で、低い音から高い音へ、そして高い音から低い音へとサイレンのように滑らかに音を移動させましょう。


この練習の最大のメリットは、唇が振動することで息の圧力が一定に保たれ、声帯に余計な力が入りにくくなる点です。

これにより、喉がリラックスした状態で、地声と裏声の筋肉の連携をスムーズに促します。

換声点付近で声が裏返ってしまう人でも、リップロールなら楽にできるでしょう。

あこ

もし唇の振動が続かない場合は、両手の人差し指で口角を少し持ち上げてあげるとやりやすくなるよ。

この練習を繰り返すことで、声帯は換声点をスムーズに移行する感覚を覚えられます。

スケール練習

母音にはそれぞれ特性があり、換声点の接続練習には特定の母音が効果的です。

特におすすめなのが「う」の母音。

「う」や「お」のような口をすぼめる母音(狭母音)は、声の出口が狭まるため、声の響きがまとまりやすく、息の圧力を効率よく声に変換できるでしょう。

逆に「あ」のような口を大きく開ける母音(広母音)は、響きが散漫になりやすく、換声点でのコントロールが難しくなります。


練習方法は、まずピアノアプリなどで自分の換声点を挟む5音程度の音階(スケール)を設定しましょう。

そして、「うー」という発音で、その音階をゆっくりと上がったり下がったりを繰り返してください。

このとき、音が変わっても声量や響きが急に変化しないように、お腹の支えを常に意識することが重要です。

あこ

「う」で楽にできるようになったら、「お→え→い→あ」の順に、より難しい母音にチャレンジしていくと効果的だよ。

④応用練習(曲を使った部分練習)

基礎練習で掴んだ感覚を、いよいよ実際の曲で試してみましょう。

ただし、いきなり一曲全てを完璧に歌おうとするのは挫折のもと。

大切なのは、苦手な部分だけを徹底的に反復する「部分練習」です。

まずは、あなたが歌いたい曲の中で、いつも声が裏返ったり、苦しくなったりする高音フレーズを特定します。

次に、そのフレーズをまずは歌詞ではなく、先ほど練習したリップロールや「う」の母音で歌ってみましょう。

喉の力を抜き、支えを意識しながら楽にメロディーをなぞれるようになるまで繰り返してください。

それができたら、次に子音をつけずに母音だけで歌い、最後にようやく歌詞を乗せて歌います。

あこ

自分の歌を録音して聴き返すと、どこが上手くいっていないのかが明確になって上達が早まるよ。

この地道な反復練習こそが、憧れの曲を歌いこなすための最も確実な方法です。

【まとめ】ミックスボイス習得で歌の表現力は飛躍的に向上する

腹式呼吸練習

換声点」と「支え」は、ミックスボイスを習得する上で非常に重要な要素です。

正しい練習方法を継続して、伸びやかな高音を出しましょう!

高音域を楽に出すための最重要ポイント3つ

  • 自分の「喚声点」を理解する
  • 腹式呼吸で「支え」を意識する
  • 地道に練習を継続する

この記事でお伝えした、ミックスボイスを高音域で出すためのポイントは上記の3つです。

第一に、ピアノアプリ等で声が裏返りそうになる高音域(自分の換声点)を理解しましょう。

大事なことは、喚声点を「なくす」のではなく「繋ぐ」イメージを持って、地声と裏声を混ぜる意識を持ちましょう。

2つの声が綺麗に混ざった状態がミックスボイスとなります。


第二に、喉の負担を減らすため、「支え息を一定の圧力で送りだす)」を意識しましょう。

支えができていなければ、「息の量が不安定」「声が震える」「音程がブレる」といった状態になります。

安定した「支え」を手に入れるため、腹式呼吸を意識する練習を継続しましょう。


そして第三に、リップロールや母音練習といった地道な基礎トレーニングを行い、体に感覚を覚えさましょう。

歌唱が上手になるには、これらの練習が欠かせません。

地道ですが効果は絶大なので、ぜひ毎日の練習に取り入れてみてください。

この3つを意識するだけで、あなたの高音は驚くほど楽に出るようになるでしょう。

【焦りは禁物】自分のペースで着実にステップアップしよう!

ミックスボイスの習得は、一朝一夕にできるものではありません。

自転車の乗り方を覚えるように、何度も転びながら少しずつバランス感覚を養っていくものです。

他人と比べて焦る必要は全くありません。

大切なのは、昨日の自分より少しでも成長していることを楽しむ気持ちです。

この記事が、あなたの「もっと自由に、楽しく歌いたい」という気持ちを後押しできれば嬉しいです。

あこ

正しい知識と練習を続ければ、高音の悩みは必ず克服できるよ!

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この記事を書いた人

いままで演奏経験無しで、楽譜も読めなかったが、30歳から楽器を習うため音楽教室に通う。
現在では演奏・DTM・作詞作曲までを一人でこなし、楽譜販売も行っている。
10校以上の音楽教室で習った経験から、音楽教室紹介ブログを運営。

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